【2024年8月の歌舞伎情報】「八月納涼歌舞伎」で涼やかなひと時を

公演情報

8月がやってきました。

毎日暑いですが、皆さんお元気にお過ごしですか?

暑い時は涼しい劇場で歌舞伎を観て涼やかに過ごせたらと思いますが、8月に歌舞伎公演が行われるのは「あべの歌舞伎 晴の会」と「八月納歌舞伎」です。

B月に行われる歌舞伎の情報と、演目、出演者見どころなどをまとめました。

歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」

公演概要

公演期間 8月4日(日)~25日(日)
第一部 11:00~13:35頃
第二部 14:30~17:25頃
第三部 18:15~21:25頃
休演日 13日(火)、19日(月)
劇場 歌舞伎座

第一部 演目と配役

ゆうれい貸屋(ゆうれいかしや)

桶職弥六 坂東巳之助
芸者の幽霊染次 中村児太郎
弥六女房お兼 坂東新悟
魚屋鉄造 中村福之助
娘の幽霊お千代 中村鶴松
鉄造女房お勘 市川青虎
爺の幽霊友八 市川寿猿
屑屋の幽霊又蔵 中村勘九郎
家主平作 坂東彌十郎

1990年に立ち上がった8月の「納涼歌舞伎」によって、歌舞伎座では12か月間毎月歌舞伎公演が叶うようになったそうです。

その中心として活躍してきたのが、18代目中村勘三郎さん、10代目坂東三津五郎さん、当代の中村福助さんです。

17年前に「ゆうれい貸屋」が上演された際には、勘三郎さんが屑屋の幽霊又蔵を、三津五郎さんが桶職弥六を、福助さんが芸者の幽霊染次を勤められました。

そして2024年8月の上演では、親が勤めた役柄をその息子たち、勘九郎、巳之助、児太郎が勤めるという事になりました。

17年前も今回も同じお役なのが、家主平作の坂東彌十郎さん、そしてなにやら新しい幽霊が増えている様子。

さらに、村福助さんが監修をされるとのことですから期待が高まります。

ざっとしたあらすじは、女房のお兼は怠け者の弥六に愛想をつかして実家へ帰ってしまいます。

そこへ、美しい幽霊の染次が現れ、染次が弥六にほれ込んで二人は一緒に暮らし始めます。

そして、弥六と染次は恨みを晴らしたい人に幽霊を貸し出す商売を始めるという江戸の長屋の物語。

もう楽しみしかありません(*^^)v

鵜の殿様(うのとのさま)

太郎冠者 松本幸四郎
大名 市川染五郎
腰元撫子 市川笑也
腰元浮草 澤村宗之助
腰元菖蒲 市川高麗蔵

夏の暑さを紛らわせるために腰元達と舞を楽しむ大名、それだけでは飽き足りず召し使いの太郎冠者を呼びつけ鵜飼の様子を語らせます。

大名は自分も鵜飼をやってみたくなり太郎冠者の指南を受けますが、面倒な言いつけをする大名への憂さ晴らしとばかりに、鵜の役を指南しやりたい放題。

こちらも可笑しみのある楽しい舞踊劇です。

カッコいい染五郎さんがどんな風になってしまうのか気になるところです。

第二部 演目と配役

梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三

髪結新三 中村勘九郎
弥太五郎源七 松本幸四郎
手代忠七 中村七之助
下剃勝奴 坂東巳之助
丁稚長松 中村長三郎
お熊 中村鶴松
家主女房おかく 中村歌女之丞
車力善八 片岡亀蔵
加賀屋藤兵衛 市川中車
家主長兵衛 坂東彌十郎
後家お常 中村扇雀

髪結新三(かみゆいしんざ)と言う方が聞き覚えのある方も多いかと思います。

入れ墨者の小悪党の新三は髪結いとして家々を回る、巡回型のヘアスタイリストをしていて、材木商白子屋にも出入りしています。

そこの娘お熊の恋路に割入って、お熊を自宅に連れ去ります。

問題解決に弥太五郎源七がやってくるも新三は身代金の十両を突っ返し、源七は面目丸つぶれにされてしまいます。

源七は、家主の長兵衛に相談し、身代30両で話をつけてもらいます。

しかもこの家主、新三が酒の肴に買ってきた鰹と、身代30両の半分をうまい事言って持って帰るという始末。

その後新三は羽振りも良くいっぱしの悪党となりますが、一方の源七は落ちぶれてしまい羽振りも悪い、そこで遺恨を晴らそうと新三を待ち伏せて切りかかる・・・というお話。

最後の、新三と源七のセリフのやり取りを是非聞いていただけたらと思います。

普段は善人キャラの勘九郎さんの悪党っぷりも楽しみです。

艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか)紅翫

紅翫 中村橋之助
虫売りおすず 坂東新悟
朝顔売阿曽吉 中村福之助
大工駒三 中村歌之助
角兵衛神吉 中村勘太郎
町娘お高 市川染五郎
蝶々売留吉 中村虎之介
団扇売お静 中村児太郎
庄屋銀兵衛 坂東巳之助

浅草の富士浅間神社で、富士山の山開きを祝う賑やかなお祭りが開かれ、虫売り、朝顔売、庄屋、団子売、蝶々売、町娘、大工、角兵衛獅子などがやってきて踊り始める中に、紅翫も加わり多彩な芸を披露するという舞踊の演目です。

ほぼ10代から20代の若手俳優で構成される演目の中心を勤めるのが橋之助さん、そしてお兄ちゃんチームに入った勘太郎さんなどなど、目が足りない演目になりそうで楽しみです。

第三部 演目と配役

狐花(きつねばな)葉不見冥府路行(はもみずにあのよのみちゆき)

中禪寺洲齋 松本幸四郎
萩之介/お葉 中村七之助
近江屋娘登紀 坂東新悟
監物娘雪乃 中村米吉
辰巳屋番頭儀助 中村橋之助
辰巳屋娘実祢 中村虎之介
的場佐平次 市川染五郎
上月家老女中松 中村梅花
辰巳屋番頭仁平 大谷廣太郎
信田家下男権七 松本錦吾
雪乃母美冬 市川笑三郎
近江屋源兵衛 市川猿弥
辰巳屋棠蔵 片岡亀蔵
雲水 市川門之助
上月監物 中村勘九郎

鬼才のミステリー作家、京極夏彦さんが歌舞伎の為に書き下ろされたという新作歌舞伎。

この座組を見れば、歌舞伎界の力の入りようが伝わってきます。

私は予備知識なしに拝見するつもりです。

近鉄アート館 あべの歌舞伎「晴の会」

公演期間 8月1日(木)~4日(日)
昼の部 12:00~
夜の部 17:00~
劇場 近鉄アート館
(あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)
料金(税込)
※全席指定
前売 8000円
当日 8500円
高校生以下 1000円(当日要学生証)

第二部 演目と配役

『伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』三幕

発端の「和田行家殺し」から、「沼津」大詰「伊賀上野の仇討」までの上演とのことです。

上方歌舞伎の、松嶋屋と成駒家のお弟子さん筋が中心となって立ち上げられた歌舞伎の会の第九回こうえんということで開催されます。

監修と指導は片岡仁左衛門さんということで、どんな風に仕上がっているのかも楽しみです。

【出演】

片岡松十郎、片岡千壽、片岡千次郎、片岡當吉郎、片岡りき彌、中村翫政、

片岡千太郎、片岡佑次郎、片岡當史弥、中村鴈大、片岡愛治郎

まとめ

2024年8月に上演される歌舞伎についてまとめました。

江戸も上方も若手の座組となっていますが、そんな中歌舞伎俳優最高齢の市川寿猿さんが「八月納涼歌舞伎」に出演されるのはとても嬉しいことです。

千穐楽まで、お元気であられますように応援したいと思います。

 

 

 

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