2026年2月の博多座は 『あらしのよるに』が上演されます。
木村 裕一(きむらゆういち)さん作の絵本「あらしのよるに」を題材に、オオカミのがぶと山羊のめいの種族を超えた二匹の友情物語を歌舞伎化して上演されます。
本公演では、オオカミのがぶは中村獅童さん、ヒツジのめいは中村 壱太郎さんが勤められ、博多座での上演は、2018年11月以来8年ぶりの上演です。
登場するキャラクターや配役、お楽しみポイント、チケット情報などをまとめてみました。
「あらしのよるに」ってどんなお話?
絵本作家木村裕一さんの「あらしのよるに」を原作とした歌舞伎「あらしのよるに」は、オオカミのがぶとヤギのめいが嵐の夜に山小屋で出会い、お互いの正体を知らないまま一夜を過ごすうちに友情が芽生えるところから始まります。
しかし2匹はお互いの姿を知ってびっくり、二匹はオオカミとヤギだったのです。
オオカミとヤギ、「食うもの」と「食われるもの」という関係のがぶとめい。
「友達なのにーーおいしそう」というがぶの心の葛藤が義太夫で表現され、がぶはヤギが大好物だという事を隠して2匹は友情を育てていきます。
オオカミとヤギという種族の隔たりを超えて友情を育みながらも、種族同士の争いに巻き込まれ離れ離れになってしまうがぶとめい。
古典歌舞伎の手法である見得やだんまり、立ち廻り、踊り、義太夫を駆使して、歌舞伎として見せるところは魅せつつも、動物のみが出演するというファンタジーの世界と、現代語のセリフで、子供にもわかりやすく家族で楽しめるエンターテインメント作品です。
最後には、ガブとメイが互いの信頼を確かめ合う場面で物語は幕を閉じます。
歌舞伎ビギナーの方にも解りやすい、お子さんにも親しめる作品です。
「あらしのよるに」主なキャラクターと配役
●がぶ 中村 獅童
種族はオオカミ、勇敢で誠実だがメイとの出会いで彼の内面の優しさが表に出てきます。
狩りが得意で、自分の群れを守るために強くなろうとしています。
物語の中では、彼が友情と自分の本能の間で葛藤する様子が描かれます。
●めい 中村 壱太郎
種族はヒツジ。
普段はおっとりしていて優しい性格ですが、困難な状況においては勇敢に立ち向かいます。
がぶと友情を築き、彼を信じることで、物語の鍵を握る存在になります。
めいの信じる力が、物語の大きなテーマである「種族を超えた友情」の象徴となっています。
●みい姫 中村 米吉
種族はヤギ、 おっとりしていて優雅な性格。
とてもかわいいヤギのお姫様です。
めいをとても大切にしてくれる友達でめいががぶと友情を築くことについて、心配しつつも見守っています。
●はく 市村 竹松
種族はヤギ、冷静で知的ながら熱い心も併せ持つ仲間思いのヤギ。
慎重な性格で、がぶがめいと友情を深めることに対して最も警戒心を持っています。
頭脳派で、物語の随所で重要な働きをみせてくれます。
●たぷ 澤村 精四郎
種族はヤギ、 陽気でおおらか、明るく社交的な性格を持っています。
ヤギたちの中ではムードメーカー的な存在で、めいががぶと出会ったことを心配しつつも、応援しようとする姿勢を見せ、めい成長をサポートします。
●山羊のおじじ 市村 橘太郎
種族はヤギ、 賢明で経験豊富。
めいや他の若いヤギたちを導く存在でおじじの知恵と経験は、群れにとって重要なものです。
がぶとめいの友情に対して慎重な姿勢を持っており、ヤギたちの決断に影響を与える存在です。
●狼のがい 河原崎 権十郎
種族はオオカミ、 短気で攻撃的な性格。
がぶの仲間で、特に戦闘的な性格を持っています。
すぐに怒り、他の動物たちに対して攻撃的な態度を取ることが多く、がぶがめいと友情を築くことを最も強く反対し、群れの中でもリーダーシップを発揮しようとします。
●狼のおばば 市村 萬次郎
種族はオオカミ。厳格で伝統を重んじる性格。
オオカミの群れの中で年長者として尊敬されています。
古くからの伝統や規律を重んじており、がぶにもその規律を守るよう強く促します。
●狼のぎろ 中村 錦之助
種族はオオカミ、 野心的で賢くがぶの群れの中でも特に野心的な性格を持っています。
自分の片耳を喰いちぎったやぎに強い恨みを抱いています。
彼は他のオオカミたちを操り、ガブの行動を監視しながら、自分が群れの中で優位に立つことを狙っています。
「あらしのよるに」のお楽しみポイント!
登場するのは全て動物です。
ヤギとオオカミ、りすやうさぎ、などが登場します。
さらに、中村獅童さんのお子さんの陽喜くんが幼いころのめいとひよこのひよ吉、夏幹くんが幼いころのがぶと蛙のげこ太を勤めます。
穴熊ぴかを勤めるのは市村光さんです。
動物たちを演じるのは、人間の歌舞伎俳優で衣装も着物というか歌舞伎の衣装です。
この衣装をひびのこづえさんが担当されているというのも注目したいポイントです。
歌舞伎の中には、狐や鷹、犬や猫など動物が登場します。
歌舞伎俳優が演じる動物たちの所作が楽しみです。
がぶとめいが出会いうあらしのよる。
相手の姿が解からないまま、山小屋の中でのふたりの会話。
友情を芽生えさせる二匹の会話劇が聴きどころです。
美味しそうなヤギを横目に、食べたい気持ちとそれを抑えるがぶの葛藤。
その心の声を語るの義太夫と獅童さんのセリフとのやり取りに耳を傾けてください。
舞台の上で、所せましと繰り広げられる舞踊のシーンや、めいとがぶが原っぱまで行ってみるシーンでは客席にまで下りてくる演出もあるので、お芝居の中にはいりこめるんじゃないかと思います。
客席に降りてくるがぶとめいも楽しみです。
獅童さんは盛り上げ上手なので、歌舞伎と一体化できる感覚も楽しめるので、お子様と一緒の観劇でも楽しめますよ(*^^)v
「あらしのよるに」公演概要
| 公演期間 | 2026年2月7日(土)~20日(金) | |
| 昼の部(開演~終演予定) | 11:00~14:25 | |
| 夜の部(開演~終演予定) | 16:00~19:25 | |
| 休演日 | あり | |
| 劇場 | 博多座 | |
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料金(税込)
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A席 | 15,500円 |
| 特B席 | 12,500円 | |
| B席 | 9,000円 | |
| C席 | 5,500円 | |
| 【平日夜】A席 | 14,000円 | |
| 【平日夜】特B席 | 11,000円 | |
| 【平日夜】B席 | 7,500円 | |
| 【平日夜】C席 | 4,000円 | |
※休演日など最新情報はhttps://www.kabuki-bito.jp/をご参照ください。
※3歳以上入場可。お一人様につき1枚チケットが必要。
「あらしのよるに」配役
| がぶ/狼の長 | 中村 獅童 |
| めい | 中村 壱太郎 |
| みい姫 | 中村 米吉 |
| はく | 市村 竹松 |
| 穴熊ぴか | 市村 光 |
| 幼いころのめい/ひよこのひよ吉 | 中村 陽喜 |
| 幼いころのがぶ/蛙のげこ太 | 中村 夏幹 |
| たぷ | 澤村 精四郎 |
| 山羊のおじじ | 市村 橘太郎 |
| がい | 河原崎 権十郎 |
| 狼のおばば | 市村 萬次郎 |
| ぎろ | 中村 錦之助 |
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まとめ
2026年2月の博多座で上演される 二月花形歌舞伎 あらしのよるについてまとめました。
がぶとめい、「食うもの」と「食われるもの」という種族を超えた二匹の友情物語を歌舞伎化したものですが、新たなキャラクターも加わりますし、中村獅童さんのお子さん達、陽喜くんと夏幹くんのかわいい姿も楽しみです。

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