【2025年6月】六月大歌舞伎 菊五郎 菊之助襲名披露興行の演目紹介 チケット情報まとめ

公演情報

2025年6月の歌舞伎座は「六月大歌舞伎」、5月に引き続き尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露、尾上丑之助改め 六代目 尾上菊之助襲名披露 と銘打たれています。 5月の歌舞伎座では、11歳の少年とは思えない堂々たる舞台で血筋の良さを示した六代目菊之助と「勧進帳」に「弁天小僧」で観客を酔わせた八代目菊五郎。 6月の襲名披露演目、チケット情報などをまとめてみました。

音羽屋の菊五郎と菊之助襲名披露

尾上菊之助改め 八代目 尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め 六代目 尾上菊之助襲名披露 現在の菊之助さんが八代目菊五郎を、丑之助さんが六代目菊之助を襲名します。 そして、現在の七代目菊五郎さんはお名前が変わることなくそのまま七代目菊五郎として活動なさいます。 大きなお名前の襲名披露ですので、歌舞伎座では2か月にわたって興行が打たれますし、その後大阪松竹座、名古屋御園座、京都南座、来年には福岡博多座、そして地方公演と披露興行が続きます。 ゆかりの俳優が舞台上に列座して口上を述べるという幕もあるんです。 歌舞伎俳優が居並ぶ様子、ちょっとしたエピソードや祝辞が披露される口上はしょっちゅうあるものではないので、この機会にぜひご覧ください。 歌舞伎俳優って、こんなにフランクで温かみのある人たちなんだと親しみが増すと思います。

六月大歌舞伎 昼の部 演目 配役 お楽しみポイント

一、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)

配役

出雲の阿国 尾上右近
名古屋山三 中村隼人
元禄の女 大谷廣松
中村莟玉
中村玉太郎
元禄の男 市川男寅
中村歌之助
尾上左近

ここが楽しみ! 6月も若い俳優たちによる華やかな舞踊の演目『祝春元禄花見踊』で幕が開きます。 最年少の左近さんが19歳、最年長が右近さんで32歳、右近さんが最年長ってしみじみします。 桜満開の舞台の上で美女の出雲阿国と美男の名古屋三山、そして元禄の女と元禄の男も美男美女。 ひとつの目じゃ足りない気がしますが、ストーリーがどうこうではなくではなく舞台の上の若く美しい舞踊を楽しみたいと思います。

二、菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)寺子屋(てらこや)

配役 <車引>

梅王丸 丑之助改め尾上菊之助
松王丸 中村鷹之資
桜丸 上村吉太朗
杉王丸 中村種太郎
藤原時平 中村又五郎

<寺子屋>

松王丸 菊之助改め八代目尾上菊五郎
武部源蔵 片岡愛之助
千代 中村時蔵
春藤玄蕃 中村萬太郎
涎くり与太郎 澤村精四郎
百姓吾作 片岡亀蔵
戸浪 中村雀右衛門
園生の前 中村魁春
   

ここが楽しみ! 『車引』は、梅王丸と桜丸の兄弟が敵方の親分が乗っている牛車を襲撃しようとするも、親分の大迫力に気おされてしまうというストーリー。 梅王丸が新菊之助くんで11歳、桜丸が吉太朗くんで24歳、松王丸鷹之資くんが26歳、杉王丸の種太郎ちゃんが8歳、なんとも若々しいメンバーの『車引』 『寺子屋』じゃなくて『車引』です! 新菊之助くんは11歳とは思えない達者ぶりを発揮してくれると思いますが、他のメンバーも襲名に花を添えていいお芝居をしてくれると思うので、楽しみに拝見したいと思います。 歌昇さんの息子さんの種太郎くんが久々に登場するのも楽しみです。 そして『寺子屋』ですよ、主君の子供の命を守るためにわが子の首を差し出す父松王丸。 舞台は子供たちが手習いをする寺子屋で、あまり育ちが良さそうでない田舎臭い子供が学んでいます。 その中のひときわダメそうな子供、涎くり与太郎を澤村精四郎さんが勤められるのは、注目したいです。 あんなに男前でシュッとした精四郎さんが涎くり、楽しみすぎます。 モチロン新菊五郎さんの松王丸や愛之助さんの武部源蔵も、こちらはもう安定のお役かと思います。

三、お祭り(おまつり)

配役

鳶頭 片岡仁左衛門
芸者 片岡孝太郎
鳶の者 坂東彦三郎
坂東坂東亀蔵
中村隼人
中村歌之助
手古舞 中村壱太郎
中村種之助
中村米吉
中村児太郎

ここが楽しみ! 江戸の鳶頭が、粋でいなせな江戸っ子の心意気を踊り、鳶頭と言えば芸者とのあれやこれやのやり取り。 鳶頭が仁左衛門さんで、そこに絡む鳶が彦三郎、亀蔵、隼人、歌之助って見るところに困る上に、 芸者が孝太郎さんで、手古舞が壱太郎、種之助、米吉、児太郎って、目の保養以外の何物でもありません。 たくさん眼をもって歌舞伎座へGO!

六月大歌舞伎 昼の部 演目 配役 お楽しみポイント

一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)

配役

鎌倉権五郎 市川團十郎
那須九郎妹照葉 中村雀右衛門
鹿島入道震斎 中村鴈治郎
成田五郎 市川右團次
東金太郎 市川男女蔵
足柄左衛門 中村歌昇
小金丸行綱 尾上右近
荏原八郎 中村種之助
加茂三郎 中村児太郎
大江正広 大谷廣松
埴生五郎 中村鷹之資
加茂義若丸 中村歌之助
武蔵九郎 市川九團次
家老宝木蔵人 片岡市蔵
局常盤木 市村家橘
茶後見 市川中車
清原武衡 中村芝翫
桂の前 中村魁春
加茂次郎 中村梅玉
   
後見 市川齊入

ここが楽しみ! なんてったって團十郎! 幼馴染の八代目菊五郎の襲名披露興行で團十郎の「暫」がかかるなんて、なんて嬉しい(*^^)v 清原武衡(きよはらのたけひら)が、自分の言うことを聞かない人たちを家来に命じて斬ろうとしたその瞬間、 「しーばーらーくー」という声とともに現れたのが、鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)。 彼の登場によって、危機一髪だった人々は助けられるというストーリーです。 「暫」というのは「ちょっと待て!」という意味で、花道から舞台に向けて声を放ち、市川團十郎が演じるスーパーヒーローが登場します。 この役は歴代の團十郎が演じてきまして、歌舞伎十八番のひとつと言われとぃます。 たくさんのキャラクターが舞台に居並び、多くの役者さんを観ることができますので、ストーリーを追うというより、 歌舞伎の様式美、「荒事」と言われる荒々しく豪快な演技を楽しみたい演目です。

二、襲名披露口上

菊之助改め八代目菊五郎
丑之助改め菊之助
七代目菊五郎
 
片岡仁左衛門
中村梅玉
尾上松緑
市川團十郎

ここが楽しみ! 先月から続く團十郎さんのお祝いの言葉がどんな風になるのか楽しみですし、 仁左様がどんな温かい言葉をかけられるのかも楽しみです。

三、連獅子(れんじし)

配役

狂言師右近後に親獅子の精 菊之助改め八代目尾上菊五郎
狂言師左近後に仔獅子の精 丑之助改め尾上菊之助
法華の僧蓮念 中村獅童
浄土の僧遍念 片岡愛之助

 ここが楽しみ! 親獅子が仔獅子を千尋の谷に突き落とし、駆け上がって来た仔獅子だけを育てるという故事元に作られた舞踊の演目です。 2023年9月の「秀山祭」が菊之助くん(当時は丑之助)の初連獅子でした。 大評判を呼んだことは記憶に新しいところですが、襲名披露で再演されることになりました。 刮目して見よ!

四、芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)

配役

魚屋政五郎 尾上松緑
大工勘太郎 坂東亀蔵
左官梅吉 坂東彦三郎
錺屋金太 中村松江
桶屋吉五郎 中村吉之丞
金貸おかね 市村橘太郎
大家長兵衛 河原崎権十郎
政五郎女房おたつ 中村萬壽

ここが楽しみ! 『芝浜革財布』は三遊亭圓朝の人情噺を題材にした、笑いあり涙ありのちょっいいお話。 江戸の魚屋政五郎は腕はいいけれどお酒が大好きで働かないダメ亭主。 そんな彼を支えてるのがしっかり者のおかみさん。 政五郎が道端で拾った革の財布の中には大金が、浮かれる政五郎はさっそく酒盛りを始めて大はしゃぎ! ところが翌日、「財布なんて拾ってないよ。昨日は飲んでただけ」と言われてしまい、 夢だったの!?とショックを受けた政五郎。 それから心を入れ替えてまじめに働くようになりましたというお話。 この政五郎を松緑さんが初役で勤め、おかみさんは萬壽さん。 この政五郎は七代目の菊五郎親父様が何度も勤められたお役で、萬壽さんがおかみさん役をなさっています。 そんな音羽屋に縁のあるお芝居と松緑さんの飲みっぷりを楽しみたいと思います。

六月大歌舞伎公演概要

公演期間 2025年6月2日(月)~27日(金)
昼の部(開演~終演予定時間) 11:00~未定
夜の部(開演~終演予定時間) 16:15~未定
休演日 10日(火)、19日(木)
劇場 歌舞伎座
料金(税込)
1等席 23000円
2等席 18000円
3階A席 8000円
3階B席 6000円
1階桟敷席 25000円

六月大歌舞伎チケット発売中

チケットのお求めは、 松竹直営の【チケットWeb松竹(24時間受付)】 https://www1.ticket-web-shochiku.com/ チケットぴあ【團菊祭五月大歌舞伎】 https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2516590&rlsCd=001

まとめ

五月から続く、音羽屋のおめでたい襲名披露が行われる「六月大歌舞伎」の公演情報、演目や配役、見どころ、チケット情報についてまとめています。 襲名披露興行はチケット代も少しお高くなりますし、ハードルが高そうに感じられる方も多いかもしれませんが、 襲名披露興行こそ歌舞伎のだいご味、生きた選手名鑑(俳優名鑑)ともいえると思います。 菊五郎、菊之助の襲名という新時代の幕開けを楽しんでいただけたらと思います。 長文にお付き合いくださりありがとうございました。

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