【2026年2月】猿若祭二月大歌舞伎の公演概要や配役、お楽しみポイント、チケット情報まとめ

公演情報

2026年2月、東京の歌舞伎座では猿若祭二月大歌舞伎公演が行われます。

猿若祭50周年をお祝いする、祝祭ムードたっぷりの演目や中村屋ゆかりのお芝居がラインナップされ開幕が待ち遠しいです。

いまさら聞けない「猿若祭」の読み方やゆかり、 初めて歌舞伎を観る方にもおすすめな 公演概要や配役、お楽しみポイント、チケット情報についてまとめています。

猿若祭の読み方とゆかりについて

「猿若祭」は、さるわかさいと読みます。

今年五十周年を迎える「猿若祭」は、江戸歌舞伎の祖である初代猿若勘三郎が、寛永元(1624)年に江戸で初めての芝居小屋(中村座)の櫓(やぐら)を上げたことを記念する、中村屋ゆかりの追善興行です。

昭和51(1976)年、江戸歌舞伎350年を機に、十七世中村勘三郎によって創始されました。

2026年は、この「猿若祭」が始まってちょうど50年目にあたります。

歴代の中村勘三郎の功績を称え、追善する興行という中村屋にとっては大切な興行です。

猿若祭二月大歌舞伎 昼の部 演目と配役

お江戸みやげ

配役

お辻 中村 鴈治郎
阪東栄紫 坂東 巳之助
お紺 中村 種之助
角兵衛獅子兄 中村 歌之助
女中お長 中村 梅花
行商人正市 中村 寿治郎
市川紋吉 中村 歌女之丞
鳶頭六三郎 坂東 亀蔵
常磐津文字辰 片岡 孝太郎
おゆう 中村 芝翫

お楽しみポイント

お江戸みやげ(おえどみやげ)の舞台は、梅の香りが漂う風情たっぷりな湯島天神の茶屋。

行商人のお辻とおゆうが江戸のみやげに観た芝居の役者・阪東栄紫に、すっかり心を奪われてしまうところから始まります。

仕事にが終わったら、すぐに飲みたくなる愉快でたのしいおゆうさんを中村芝翫(成駒屋)さん、毎日の売り上げをそろばんはじいて計算するのが生きがいの堅物でけちんぼなお辻さんを中村 鴈治郎(成駒家)さんが勤めるので、面白くないわけがない。

「推し」を目の前にして舞い上がり、酔った勢いで座敷に招いてしまうお辻さんの姿は、時代を超えて共感しちゃう可愛らしさ!

けれど、そこに栄紫と恋仲のお紺が駆け込んできたことで、事態は思わぬドタバタ展開に……。

なんと、お辻さんは有り金を全部栄紫に貢いじゃいます(*_*)

この作品、昭和36年に十七世中村勘三郎が初演した演目で、庶民の可笑しみと、ふとした瞬間にこぼれる「人の温かさ」が絶妙!

予習不要の解りやすいお芝居です。

鳶奴

配役

尾上 松緑

お楽しみポイント

『鳶奴(とんびやっこ)』は上演時間がたった8分の舞踊の演目です。

それを松緑さんがひとりで勤めます。

ご主人様に頼まれて買ったばかりの大事な初鰹を、なんと空飛ぶ鳶(とび)にさらわれてしまう奴さん!

それを取り返そうと奮闘する姿が描かれているという事です。

8分間、瞬きしないで拝見したいと思います。

弥栄芝居賑 猿若座芝居前

配役

猿若座座元 中村 勘九郎
猿若座座元女房 中村 七之助
男伊達 中村 歌昇
中村 萬太郎
中村 橋之助
中村 虎之介
中村 歌之助
女伊達 坂東 新悟
中村 種之助
市川 男寅
中村 莟玉
中村 玉太郎
呉服屋松嶋女将吾妻 片岡 孝太郎
猿若町名主幸吉 中村 芝翫
芝居茶屋扇屋女将お浩 中村 扇雀
猿若町名主女房お栄 中村 福助
呉服屋松嶋旦那新左衛門 片岡 仁左衛門

お楽しみポイント

猿若祭五十年『弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)』は芝居前とも言われ、襲名や周年を祝って上演されることの多い演目です。

今回の猿若祭五十周年をお祝いする意味での上演なので、豪華な顔ぶれがそろいました。

舞台は、活気あふれる江戸の「猿若座」 華やかな劇場の前にずらりと居並ぶ豪華な顔ぶれ、そして座元が登場して歌舞伎の繁栄を寿ぐ姿は、もう「眼福」の一言に尽きます……!

座元のところへ集まる、男伊達、女伊達、名主その妻、芝居茶屋の女将、呉服屋の女将、そして呉服屋松嶋旦那新左衛門は片岡仁左衛門、仁左様のご登場です。

これからの歌舞伎のさらなる盛り上がりを願って、客席も一体となってお祝いできる特別なひととき。

「これぞ猿若祭!」という多幸感あふれる景色、その目に焼き付けてください!

積恋雪関扉

配役

関守関兵衛実は大伴黒主 中村 勘九郎
小野小町姫/傾城墨染実は小町桜の精 中村 七之助
良峯少将宗貞 八代目尾上 菊五郎

お楽しみポイント

逢坂山に咲く奇跡の桜…!ドラマティックな舞踊劇『積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)』

雪景色の逢坂山に、なぜか季節外れの桜が満開……という、歌舞伎ならではの様式美にうっとりしつつ、貴公子・宗貞さまと、絶世の美女・小町姫の仲睦まじい様子に癒やされます。

関守の関兵衛が二人のノロケ話を引き出すあたりは多幸感に包まれます。

映画『国宝』序盤の宴会シーンで徳ちゃんと喜久雄が踊っていたのがこの『関の扉』です。

それを、中村勘九郎、中村七之助、八代目尾上菊五郎という今やるなら最高の顔合わせで上演されるのですからこれは観ておかなければ損します。

愛嬌のあった関兵衛の正体が、天下を狙う大伴黒主だったという衝撃の展開へ。

後半は、関兵衛を口説きにかかる傾城墨染が登場し、空気がガラリと変わります。

歌舞伎の醍醐味であるぶっ返りで、それぞれの本性が露わになる演出は、ゾクゾクするほどドラマティック!

猿若祭二月大歌舞伎 夜の部 演目と配役

一谷嫩軍記 陣門・組打

配役

熊谷次郎直実 中村 勘九郎
熊谷小次郎直家/無官太夫敦盛 中村 勘太郎
遠見の熊谷 中村 種太郎
遠見の敦盛 中村 秀乃介
平山武者所季重 中村 吉之丞
玉織姫 坂東 新悟

お楽しみポイント

『一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)』の中でもあまり上演される機会が少ない場面です。

比較的上演されることの多い『熊谷陣屋』につながるお話で、これを観ておいたら『熊谷陣屋』まで味わい深くなるという演目なのです。

源平合戦真っ只中 舞台は、都を追われた平家が陣を構える、須磨の一ノ谷です。

熊谷小次郎直家は熊谷次郎直実の実の息子。

無官太夫敦盛は平経盛の子で、直実は命を助けるようにとの命を受けている。

この直家と敦盛の2役を演じるのが、彼らと同年代の中村勘太郎。

主君への忠義で、敦盛を助けるために実子直家を討つのが勘太郎の実の父中村勘九郎。

話はややこしいですが、忠義第一の時代のやるせない親子の物語が描かれます。

雨乞狐

配役

座頭
中村 勘九郎
小野道風
野狐
   
野狐
中村 七之助
雨乞巫女
狐の嫁

お楽しみポイント

『雨乞狐(あまごいぎつね)』を、勘九郎・七之助兄弟の競演で拝見できるのは、配役変更のおかげ。

観ておくに越したことはなとお勧めしたいです。

舞踊劇なので、予習なしで楽しめます。

日照りに困っている人々のために一匹の野狐が立ち上がる……という、なんとも愛らしいストーリー。

舞台は野狐が「巫女さん」に化けて、雨乞いの踊りを披露するところから始まります。

一生懸命に祈るその姿が、どこかコミカルで本当にチャーミング! その霊力がしっかり通じて、パラパラと雨が降り出すと、野狐もすっかりご機嫌に。

この作品は十八世中村勘三郎さんに宛て書きされた舞踊の演目で、中村屋にゆかりの一幕です。

変化舞踊ならではのパッと変わる鮮やかさと、中村屋らしい明るくサービス精神たっぷりな演出だとのことですので、初めて生で拝見する私も楽しみにしています。

梅ごよみ

配役

芸者仇吉 中村 七之助
芸者米八 中村 時蔵
丹次郎 中村 隼人
千葉半次郎 中村 橋之助
許嫁お蝶 中村 莟玉
太鼓持由次郎 片岡 松之助
番頭松兵衛 嵐  橘三郎
芸者政次 上村 吉弥
古鳥左文太 中村 亀鶴
本田次郎近常 中村 松江
千葉藤兵衛 中村 又五郎

お楽しみポイント

江戸の粋と女のプライド!火花散る恋のバトル『梅ごよみ』

ここで繰り広げられるのは、一人の色男・丹次郎を巡る、深川辰巳芸者の仇吉と米八の恋のバトル。

丹次郎は、お蝶という婚約者がいながら、米八と同棲し、すれ違いざまに一目惚れした仇吉がぐいぐい来るもんだからそっちの方へもフラフラ、

まぁ、色男にありがちなキャラクターです。

でも、マジ色男!

芸者同士の恋のバチバチにお蝶ちゃんまで加わってすったもんだがあり、最後にはちゃんと鞘に収まるというお話。

ドロドロしすぎず、江戸のカラッとした風情を感じさせてくれるのがたまりません。

キーワードは「いーオトコだねぇ」と「しらけるねぇ」

七之助、時蔵、莟玉、隼人、いまこれをやるならこの配役が最強!と言えるでしょう。

猿若祭二月大歌舞伎 公演概要

公演期間 2026年2月1日(日)~26日(木)
昼の部(開演~終演予定) 11:00~15:21頃
夜の部(開演~終演予定) 16:30~21:10頃
休演日 9日(月)、18日(水)
劇場 歌舞伎座
料金(税込)
特等席 20,000円
1等席 18,000円
2等A席 15,000円
2等B席 14,000円
2等C席 9,000円
3階A席 6,500円
3階B席 5,000円
1階桟敷席 20,000円

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チケットぴあ 

まとめ

猿若祭二月大歌舞伎についてまとめました。

中村鶴松さんの休演により配役や演出が変わりましたが、猿若祭五十周年を寿ぐ大切な興行。

中村屋御一門は、懸命に勤められることでしょうし、一座される俳優さんの豪華さからも歴代のj中村勘三郎のお人柄がしのばれます。

わかりやすく、心打たれる演目が並びましたので皆様是非お運びください。

 

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